時々アナフィラキシー

アナフィラキシーショック、金属アレルギー(水銀中毒?)の備忘録

アマルガム除去 1回目

やっとたどり着いた奥歯に埋まってるアマルガム(水銀ペースト)除去作業1回目。麻酔科医の診察で「予防的に薬剤の点滴はできない」との事で、自分で抗ヒスタミン薬2種類を服用しアナフィラキシー回避に備えてから大学病院へ向かう。受付して処置を始める前に麻酔科医に服用した薬を伝えた。

 

金属、水銀アレルギーは遅発性なのだが、念の為アナフィラキシーショックへの懸念から麻酔科医の立ち会いの元に麻酔科の処置台で除去作業開始。まず麻酔科医が点滴ラインを針を手の甲に刺して確保。ただ20ゲージ刺したのでなかなか刺せず失敗。22ゲージに変更し再度刺すと刺さった。S医師ヘタクソダヨ。。。正中で良くないか?

 

生食が流れ始めると、ラバーダムいうゴム膜を口の中に入れ、治療する歯だけを剥き出しにして表面に出し金属片が口の中に落ちない様にしてからH医師がルーターでガシガシ削って行く。

 

今回は一気に4本アマルガムを除去予定となり、医師、看護師は防護服、フェイスシールド、マスクで完全防御をしながら、口腔外バキュームは使わず口腔内バキュームのみで金属片を吸い除去作業は続く。ただ水銀の削りカスが口の中に少々漏れてしまい何度かうがいはした。あの「キーン」って音、何度聞いても苦手だ。音聞くだけで、体が硬直するし血圧が上昇する。結局血圧は高めだったが、SPO2も正常範囲で除去し、仮の詰め物(セメント)をして今回終了。

 

会計を待つ間に、更に上記と機序が違う抗ヒスタミン薬を念の為服用。今日で1ヶ月近く飲まなかった抗ヒスタミン薬の記録が途切れてしまった。あと2回麻酔医立ち会いの元で全て除去し、終了後に麻酔科から離れ一般の診察台で再補綴に入る。今回は学生の見学もあって沢山の人の中での治療にひるんでしまった。

 

医師の説明によると全部レジン(プラスチック)では補修できないみたい。アナフィラキシーショックの恐怖を抱えながら帰路へ向かった。