昨年の冬に水を飲もうとキッチンに向かい、水を飲んだ瞬間に目の前が真っ白になり気を失ってしまった。30分位すると覚醒し意識が戻ったが、ベッドで横になろうと立ち上がった瞬間、目の前が真っ白になって再度失神。また覚醒後立ち上がると強烈な便意でトイレに向かい、いきんだ瞬間再度失神。意識が戻るとトイレの中は尿と便を撒き散らしていた。全身の猛烈な掻痒と蕁麻疹で、「これは死ぬ」と思って救急要請をした。
救急車の中に運び込まれると血圧90/50、心拍数135,体温35.8℃、SPO2 93で病院に搬送される。W医師が救急外来でポララミン、プレドニンの入った点滴を全開で流し込み、アドレナリン筋注でだいぶ血圧も上がり落ち着いてきた。W医師は心筋梗塞を疑って、胸のエコー、心電図を撮っていたが、問題なさそうだった。念の為その日から入院する事に。
2~3日過ぎても原因は分からず、担当して頂いたW医師が「何か考えられる原因はありますか?」との質問に「猫が家に来てから体調が優れなくなった」と伝えると、搬送時の血液でアレルギー検査を行った。
アレルギー検査の結果はハウスダスト、ダニ、ノミ、猫が陽性だった。猫が+3位で一番高かったが、この数値は感度ではなく、確率だと伝えられた。「複数条件が重なり猫アレルギーからのアナフィラキシーショックになったのだろう」との見解だった。
1週間入院し、病名は「一過性意識障害」となった。このアナフィラキシーショックが起因となり頻繁に発作を起こす身体になってしまった。