時々アナフィラキシー

アナフィラキシーショック、金属アレルギー(水銀中毒?)の備忘録

3回目のアマルガム除去

3回目のアマルガム除去の為に歯科大病院へ。2回目のアマルガム除去後、遅発型のアナフィラキシーショックを起こした状況や症状を麻酔科医に伝えると、やはり自分の見立て通り、局所麻酔はキシロカインを使ってて、防腐剤のメチルパラベンのアレルギーではないか?との見解で一致した。

 

理由は麻酔を注射して30分以内にアナフィラキシーショックを起こさなかった事、遅発型で、顔だけの浮腫、火照り、紅斑で、全身の蕁麻疹や紅斑が現れなかった事、石鹸、洗顔料をシャワー時に使うと同様の症状が起こる事から、麻酔自体のアレルギー反応ではなく、防腐剤のメチルパラベンのアレルギーだろうとの事だった。

 

除去前にキシロカインで防腐剤無しの局所麻酔か、全く違う麻酔をお願いした所、メピバカイン(スキャンドネスト)を使用してアレルギー反応が出るか試しながらの施術となった。当然点滴のラインは確保してもらい生食を流しながら、もしアレルギー反応が出たら、過去の処置で投薬実績のあるソル・コーテフ、ポララミン、ガスターを投薬して欲しいとも伝えた。

 

本来は今回下の歯4本除去予定だったが、変更して2本除去してそのままコンポジットレジンを埋める事となり、残り2本は次回になった。そして麻酔科医との連携での除去は今回で終了となり、次回からは一般診察台で歯科医のみでの施術となるので、やっと予約が取りやすくなる。

 

麻酔をして施術が終わって帰路につく時はまたアナフィラキシーショックを起こすのではないかとヒヤヒヤしながら電車に乗っていた。前回アナフィラキシーショックで失神して救護所を使わせてもらった駅で途中下車し、ちょっとしたお菓子をお礼としてお渡しして、無事自宅まで帰ってきた。

 

色々調べてみると、スギ・ヒノキ・ネコアレルギー持ちがメチルパラベンと交叉反応を起こし、アレルギー症状を起こす事例が報告されているので、それらのアレルギー持ちはキシロカインの使用に注意した方が良いと思う。局所麻酔はキシロカインアレルギーって事にしておこう。